毎月の料金の明細書を見ても、どうなっているのかわからないというのが正直なところではないでしょうか。
従量制ってなんだろう、から始まって、アンペア数や基本料金はどう違うのでしょうか。
1段料金、2段料金、3段料金と検針票や明細書に記載があっても意味が分からないですね。
毎月支払いっている料金の仕組みや意味、見方についてご紹介します。
東京電力の一般的な料金の仕組み
東京電力エナジーパートナーにある料金プランで、一番ポピュラーでオーソドックスなのが「従量電灯B」や「スタンダードS」という『従量料金制』のプランです。
従量料金制というのは、1ヶ月の使用量を記録してこれに単価を乗じてその期間の料金を算出する方法のことです。
基本料金+使った使用量=1月分の支払い額
簡単に言うとこんな感じです。
基本料金はアンペア数ごとに定められ、使用量も1Kwh(キロワットアワー)に対して〇円と決められています。
アンペアは容量ごとに金額が決められているので、30A(アンペア)なら30Aの基本料金、40Aなら40Aの基本料金を毎月支払います。
◆基本料金
〇10A:286円
〇15A:429円
〇20A:572円
〇30A:858円
〇40A:1,144円
〇50A:1,430円
〇60A:1,716円
基本料金との使用量の単価は?1段2段3段料金について
東京電力の電気料金は3段料金制で、使用する電気の量が増えるほど料金単価が高くなっています。
「電気ご使用量のお知らせ」に1段料金、2段料金、3段料金という項目があるのを見たことがありますか?
この内訳の記載は一カ月の間の『実際に使った使用量』を表しています。
「1段料金」は、120KWHまで
「2段料金」は、121kWH~300kWHまで
「3段料金」は、301kWH以上
です。
使用量が増えるごとに料金の単価が変わるため、1段、2段、3段それぞれの単価は異なっています。
1ヵ月の使用量が100kWHだったとしたら、120KWH以内で収まるので1段料金のみが記載されます。2段料金以上の項目は検針票に記載されません。
使用量が200kWHだった場合は、120kWHまでは1段料金の単価で計算し、121kWH~200kWHまでは2段料金の単価で計算するので、1段料金と2段料金それぞれのまでが記載されます。
400KWHだった場合は、120kWHまでは1段料金の単価で計算し、121kWH~200kWHまでは2段料金の単価で計算し、301~400まで3段料金の単価で計算する、というわけです。
電気料金は、使う量が多ければ多いほど、料金が高くなっていきます。
◆電力量料金:従量電灯B/C
〇第1段階:120kWhまで : 1kWh/19円88銭
〇第2段階:121kWh~300kWh : 1kWh/26円48銭
〇第3段階:300kWh超 : 1kWh/30円58銭
◆電力量料金:スタンダードS/L
〇~120KWHまで :19円88銭
〇120KWH~300KWH :26円46銭
〇301KWH~ :30円57銭
この三段料金制度とは、かなり以前から採用されていて、省エネ推進を目的として定められているようです。
1段料金は生活をする上で必要になる電気量として単価も安く設定されているのですが、2段料金は、一般的な家庭で使うであろう使用量として、平均的な単価が設定されています。
なので3段料金は少し割高な単価設定ですよね。
まとめ
電気使用量のお知らせに記載のある料金の基本的な見方を紹介しました。
料金の詳しい見方については関連記事にて紹介しています。
⇒東京電力の「料金」についての関連記事一覧は こちら
⇒東京電力の手続きについての関連記事一覧は こちら