毎月請求される電気代ですが、料金の内訳がかわかりづらくないですか?
検針日はいつなのか、使用期間は月始めから月末なのでしょうか。
違うなら、いつからいつまでの期間なのでしょうか。
検針票や明細書の料金の内訳について詳細を解説します。
電気料金の内訳 使用期間と検針日について
電気を使っていれば必ず毎月の電気料金が請求されます。
毎月請求される電気代の金額が、月によって違ったりすると、何が違うのかなと確かめたいと思うのが当然ですが、正直言って詳細ってよくわかりませんよね。
まず検針日についてですが、検針日は住んでいる地域によって異なっています。
上旬の地域や中旬、下旬の地域など、地区や地域でそれぞれ定められています。
使用期間は『検針日~検針日前日まで』ですが、検針日にメーターの指針を計測して確定されますが、今月の検針日が25日だったとしても次の月も25日ということはなく、月によっても多少前後します。
なぜかというと、土日祝日を除いて検針日が設定されるためです。
ですので、月によって使用期間が30日間の月もあればは29日間の時や32日間の時もあります。
この『使用期間』は、契約プランによっても違いがあります。
上記で説明した内容は自由化前からあるプランで契約している場合です。
現在は電力自由化なので、様々な会社で電気を契約することが出来ますよね。
東京電力エナジーパートナーでは『電力自由化前からあるプラン』と『自由化後に出来た新しいプラン』の『両方』があります。
スタンダードSやスマートライフプラン、夜とく8などが新料金プランです。
そのようなプランの場合、使用期間が〇日~〇日と毎月決まっています。
新料金プランには、検針日とは別に『計量日』というのが定められていて、検針日よりも少し早い日が設定されています。
なぜこのようになっているのかというと、電力自由化にともなって、検針については一般送配電事業会社がスマートメーターで電力量を計量して、検針データを新電力へ通知する仕組みとなったためです。
一般送配電事業者とは、東京電力エリアであれば東京電力パワーグリッド、他の地域であれば住んでいるの地域を管轄する電力会社です。
つまり「計量日までの指針」を「送配電事業者が検針日に計量」して、その指針データを新電力業者へ伝える。新電力側はそのデータを元に請求金額を計算し顧客へ料金を請求するのです。
電力自由化で小売業者をすべて『平等』にする扱いになったので、東京電力でも同じ扱いで新料金プランではその流れになっています。
⇒電力自由化について 資源エネルギー庁ホームページ
従量電灯Bなど自由化前からあるプランは、現時点では紙の検針票が検針日に投函されていますが、近い将来には同じ流れになるのではないかな、と思います。
新料金プランの場合、原則紙の検針票が無いので、会員サイトの『くらしTEPCO』へログインすると、明細が確認できます。
使用量や使用期間など開示されているので確認しましょう。
従量電灯B(従来プラン)の検針票の見方
従量電灯Bの場合毎月届く検針票について説明します。
メーターには数値の表示があるで確認するのですが、その数値は積み重なり増えていく数値なので、前の月の数値と今月とでは、必ず数値が違います。
今はスマートメーターといって、自動で検針できる最新のメーターが付いている家が増えてきてはいますが、数値としては増えていくという意味では、旧タイプのメーターと同じです。
今月の検針日に見た数値と前の月の検針日に見た数値との差があるので、その差額を差し引きすると、一カ月間で増えた分の数値が出るので、それが今月一カ月間の使用量ということになります。
具体的に見てみましょう。
下の検針票は私の12月分の検針票です。
「当月指示数」と「前月指示数」とありますがわかりますか?
〇当月指示数→03057.3
〇前月指示数→02708.3
当月から前月を引くと差額が出ます。
それが使用量です。
〇差引→349.0(使用量)
これが多いか少ないかは別として、つまり12月の私の家の使用量は349KWHだった、ということです。
我が家の使用量349KWHが、決められた単価で計算されて、使用量の金額が決まります。
使用量の単価については、「基本料金・1段2段3段料金の見方」の方で紹介していますのでご覧ください。
東京電力の料金アンペアの基本料金の見方と単価は?1段2段3段料金って何?
検針した日と、使用期間は検針票に記載があります。
12月の使用期間は、11月16日~12月14日までで、検針日は12月15日だったことがわかります。
349KWHは、29日間の使用量です。
次回の検針日はまた同じ15日かなと思いますが、1月の検針日は1月17日です。
下の方に記載があり確認できます。
届く検針票が同じものでない可能性もありますが、記載されている情報は同じですので、届く検針票で確認してみてください。
まとめ
料金の内訳や検針票の明細の見方について紹介しました。
今世の中がペーパーレスの流れになってきているので、東京電力でもすべての契約が紙の書面もなくなっていく可能性があるので、検針票を取っておくといいかもしれませんね。
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