湿度や温度が上がってくる梅雨の時期からは、ダニが増えて来るころです。
特に絨毯はダニが多く発生すると言われているので要注意!
ダニを増やさないためにはどうしたらよいのでしょうか。
そもそもなぜ絨毯にはダニが多いのでしょうか?
理由を知って、正しい掃除と対策をして、ダニを退治しましょう。
絨毯にダニがいっぱいいるのはなぜ?
家の中でも特に絨毯は、ダニが多くて繁殖しやすい場所と言われています。
ですので、ダニアレルギーのある方の場合、ダニを増やさないためにも絨毯はできるだけ使わないようにすることが好ましいと言われています。
では、そもそもなぜ絨毯はダニは繁殖しやすいのでしょうか?
カーペットには、ダニの栄養源となるゴミが溜まりやすいことが原因としてあげられます。
ダニの栄養源とは、人の皮脂やフケや髪の毛、食べこぼしなどです。
ダニはそれらをエサとしているのです。
ダニは絨毯の繊維の静電気に引き寄せられて、外に出るのを阻まれてもいます。
絨毯の中にはダニのエサがあり、湿度や温度が比較的保たれやすいので、ダニにとって居心地の良い場所なのです。
また、ダニアレルギーのある方にとって絨毯には、アレルゲンの元である、ダニの死骸や糞がたくさん存在しています。
ダニは静電気に引き寄せられると言いましたが、絨毯の上をスリッパで歩くと、摩擦によって静電気が起こり、そのたびにスリッパにダニが付いて別の場所へと移動させてしまう可能性も高くなってきます。
ダニを増やしたくないなら、絨毯は敷かないに越したことはないのです。
ですが、そうはいってもなかなかそうもいかない場合も多いと思います。
もし絨毯を置くなら、できるだけ丸洗いできるような絨毯を使うようにしたほうが、ダニ対策としては好ましいです。
簡単に取り外せないタイプの絨毯の場合は、そうもいかないですよね。
そうなると、こまめに掃除をしてダニを増やさないように心掛ける、それしか方法はないです。
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絨毯のダニを退治!梅雨の時期に増やさない正しい掃除機のかけかた
絨毯を掃除する方法は、掃除機をかけてごみやダニ吸い取りますが、ただかけるだけではきれいにゴミやダニは取れません。
まず掃除機の掛ける方向ですが、絨毯の「パイルが向かっている方向とは逆方向」に掛けるようにします。
つまり「目に逆らうように、毛を起こすように」掃除機をかけます。
最近の掃除機には、軽く叩きながら掛けられるものが多いので、そのモードでかけるとより内側にいるダニや糞などが一緒に取れるようになります。
ヘッドの部分を早く動かさず、ゆっくりと時間をかけるようにします。
だいたい「1㎡四方20秒」程度の時間をかけるのが目安です。
掃除機によっては、付属品で回転ブラシが付いてるものもあるので、そのようなブラシを使うとより効果的です。
とにかく掃除機は時間をかけてゆっくりと掛けるようにする、それにつきます。
絨毯のダニを駆除する効果的な方法
ダニ対策に効果的なのは、やはり「水での丸洗い」です。
ダニのアレルゲンはタンパク質なので、水によく溶けるので、洗うときれいに洗い流すことができるためです。
絨毯の丸洗いが出来る場合は、コインランドリーなどで定期的に洗うといいでしょう。
ただ、洗った後は良く乾かすことが肝心です。
ダニは高温多湿を好みます。
もし生乾きになってしまうとダニをまた呼び戻してしまいます。
ダニは乾燥を嫌うので、十分に天日干しをして乾燥させるようにしましょう。
洗う以外の他の駆除方法もあります。
ダニは50度以上の中では死滅すると言われています。
真夏にだけできることですが、黒い大きめのビニール袋に絨毯を入れて密閉して、日の当たりやすい場所に2週間以上そのまま放置しておくことで、ダニをやっつけることができます。
そのように密閉しておくことで、袋の中は50度をゆうに超えるので、生きているダニは死滅します。
なぜ2週間なのかというと、ダニの卵は熱に強いので、この状態でも死なないためです。
卵から孵化し幼虫になるのを待つために2週間は最低必要になるので、そのまま放置しておくのです。
もし天候不良などで気温が上がらない場合は、期間を延ばすようにするといいです。
袋の中に乾燥剤を一緒に入れておくと、さらに効果がアップします。
処理あとの絨毯は、ダニの死骸や糞がたくさんついているので、十分に掃除機をかけるようにしましょう。
まとめ
絨毯のダニを退治し駆除する方法を紹介しました。
絨毯はとにかく掃除機をこまめにかけることにつきます。
掃除と併用して、防ダニシートなど、ダニ対策グッズを上手に使うと、より効果的にダニ対策をすることができます。
私が使用しているダニ対策のおすすめグッズは以下のページで紹介してます。
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