湿度が上がる梅雨から夏にかけてダニが増える時期でもあります。
畳の上で寝転がっているとかゆくなったなんてことはありませんか?
今は畳にもいろいろと種類がありますし、ダニを駆除する方法もさまざまな方法があります。
ダニが好む畳とはどのようなものなのでしょうか。
畳の適切な掃除の方法と、殺虫剤などを使用する対策についてご紹介します。
畳のダニを駆除する適切な掃除方法とは
畳には天然素材のワラやい草などで出来ている畳と、そうでない科学畳があります。
天然素材出来ている畳の場合は、高い吸湿力で湿気を吸収し、快適な部屋づくりにはとても適していますが、反面、ダニやカビが発生がしやすいのが特徴です。
ダニは高温多湿を好むので、適度な湿気があるワラやい草の畳は絶好の住かになりやすく、また、畳は隙間が多いので、ダニが他の部屋から移動してきて中へと潜りやすいのです。
また、新しい畳の場合、最初はほとんどダニはいませんが、古い畳よりも水分量が多いので、多少はダニが発生しやすいくなる傾向があります。
最近はワラやイグサなどで出来ている畳は少なくなってはいて、新しい建物の場合はおそらく化学畳が使われていることが多いかもしれません。
化学畳は天然畳に比べて、かなりダニが発生しづらくなっています。
ただ全くのゼロというわけではないので、日常の掃除は必要です。
畳の掃除方法は、畳の目に沿って掃除機を丁寧にゆっくりかけます。
1畳あたり20秒~30秒ほどかけるのが理想です。
その後に硬く絞ったぞうきんで、畳の表面を良く拭き、その後は十分に乾燥させてください。
併せて、天日干しをすることが最適ですが、住環境などでなかなか難しいと思いますので、畳を持ちあげて裏側を風に当てるなどをしましょう。
その時に窓を開けた状態にしてから、扇風機を利用するのをおすすめします。
ダニは温度、湿度の高い場所を好むため、梅雨から夏にかけて一気に増えると同時に、アレルゲンの元であるフンや死骸もとても増えます。
梅雨明けのちょうど日の強くなる時期にこの作業を行っておくと、ダニが発生しやすい夏に向けて、かなりのダニ対策になります。
畳のダニ対策に殺虫剤を使用する時の注意点と対策方法
畳の部屋にバルサンなどの煙が出るタイプの殺虫剤を使う方もおおいと思います。
そのような薬は、畳の奥の内部までは薬が届かない可能性が高く、ダニを駆除するにも限界があります。
頻繁にたくさん使えば効果があると大量に使ったりすると、体に悪影響が出てしまうリスクがあるかもしれないので、あまりおすすめはしません。
また、針を畳に差し込んでスプレーする殺虫剤もありますが、定期的に適度に行う程度がいいと思います。
同じようにダニを駆除することはできるでしょうが、やはり完全ではありません。
ダニをやっつけることは出来ても、アレルゲンの元である、糞や死骸は大量に畳の中に残ってしまいます。
やはり掃除をすることがとても重要になってきます。
このタイプの殺虫剤は私も使っています。
ダニを増やしたくないので時々使うようにしています。
ですが、やはり殺虫剤ですので、身体のためにも適度な量に抑えて使用したほうがいいです。
小さな子供やペットがいる場合は特にです。
私は月に1回~2回程度の使用のみです。
使う際は窓を開けて換気をしながら使うようにしましょう。
また、ダニ対策として、畳の部屋にもし観葉植物を置いているなら、置かないようにしたほうがいいでしょう。
観葉植物は湿気があるので、天然畳を使っている場合はダニの発生を助長してしまうからです。
夏の間だけ部屋に除湿器を置いたり、エアコンの除湿機能を使って乾燥させるようにすれば、ダニは乾燥を嫌うのでダニ発生を抑える効果がありますよ。
まとめ
畳のダニ対策についてご紹介しました。
畳は定期的な掃除と、湿度を上げないように換気することで、ダニを増やさないことができます。
布団を敷いて寝ているなら、万年床にしないように注意しましょうね。
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