ダニは人のフケや垢、カビなどを栄養源にして生息しています。
他にも食べもののカスや、粉ものであるでんぷんやタンパク質なども立派な栄養源です。
ですので、開封した食品にもダニが住み着いてしまう可能性は大変高いので、保存方法には気をつける必要があります。
湿度が高い時期が特に重要なので、梅雨から秋にかけては保存方法に注意をしましょう。
ダニの侵入を防いで食品を保存する、おすすめの方法を紹介します。
ダニの発生を防ぐ対策 小麦粉などの食品の適切な保存方法とは
ダニが好む環境は、20度~30度と高い気温と、60%以上の湿度のある環境で繁殖が盛んになります。
そしてダニは、タンパク質やでんぷんにを含むものに繁殖します。
小麦粉やホットケーキミックスなどの粉ものや、スナック菓子や出汁類やふりかけ、砂糖や香辛料、そして粉ミルクやお米もですね。
あげればまだまだほんとにたくさんあります。
最近のものは、開封しても密閉出来るようになっているモノが多いので、大丈夫!と思いがちですが、ダニはとても小さいので、ちょっとした隙間から簡単に入ってしまいます。
開封した食品はほとんどダニが住み着きやすいと考えておいたほうがいいです。
ダニの駆除と対策に有効なのは、ダニ自体の相当数を減らすことです。
ダニを減らすことで、アレルゲンの元である糞や死骸の数の相当数がかなり減らすことができます。
ダニの発生を防ぐ環境を作るには、ダニが繁殖しづらい50%以下の湿度にする必要があります。
まず一番の対策方法は、開封した食品をできるだけ「冷蔵庫に保存」することです。
冷蔵庫は湿度、温度共に低く、最適な保存場所です。
冷蔵庫内に、置けるように前もって一定のスペースを作っておくことをおすすめします。
一番上のスペースなどに、簡易なプラスチックなどの「箱」を用意して、その中に開封した袋を置くようにすると良いでしょう。
お米も可能であれば冷蔵庫に入れるようにすることをおすすめします。
私の場合は、必ず5キロのお米を購入し、一年中野菜室に保存しています。
保存が出来ない10キロのお米は基本購入しませんし、お米があることが基準にあるので、入るだけの野菜しか買わないようにしています。
しかし、それでも次から次へとたくさん、食品の袋類は開封し増えやすいですよね。
それらをすべては、常に冷蔵庫にしまっておくには、スペース上難しいです。
では、どの様に保存したらよいのでしょうか。
そこでおすすめなのが乾燥剤を使って保存する方法です。
お菓子類や海苔などに付いている、あの乾燥剤です。
乾燥剤と一緒に保存しておくと、湿度を下げダニの発生を抑え、住みづらい環境を作るのに役立ちます。
保存の仕方は、
- 棚や引き出しに乾燥剤を入れる
- ビンや缶に乾燥剤を入れる
- 密閉袋と共に乾燥剤を入れる
ダニの発生しやすくなる5月頃前後から乾燥する冬になる頃までは、できるだけ乾燥剤を使って保存するようにしましょう。
ダニの発生を防ぐ対策 小麦粉などの食品の適切な保存場所とは
保存する場所にも適した場所とそうでない場所があります。
水回りの附近は湿度が高いので、できるだけ避けて保存した方が良いです。
特に流しの下の棚などの場所には、食品を保存するには適さないので避けましょう。
また、保存する場所は下のほうではなく、できるだけ「上のほうへ」保存するようにすることが望ましいです。
下の床などの方が湿度が高めなのでダニは居やすいためです。
敷布団よりもベットのほうが床より高い分、ダニが少ないのと一緒です。
普段使わないような上の棚を開封後の食品の保存場所とするといいでしょう。
おすすめは、まず開けた棚の中に乾燥剤を置きます。
さらにビンや缶、袋など、それぞれに食品を入れて、その中にも乾燥剤を入れて密閉すること。
何重にも対策をすることでダニ対策を強化できます。
乾燥剤での保存方法をお伝えしましたが、乾燥剤には寿命があるので、ずっと使えるわけではありません。
だいたい半年間程度が乾燥材の寿命といわれているので、せっかく対策をしていても、同じ乾燥剤をずっと使い続けている場合、全く効果が無かった、ということになってしまいます。
ですので、そこそこ時間が経っているものは使わないように、出来れば年ごとに新しいモノへ変えるようにしましょう。
また、乾燥剤をわざわざ購入するなら、普通の乾燥剤を購入するよりも、ダニ対策専用の商品を購入した方が良いと思います。
ダニよけシリカ 業務用(5g*50包)
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こちらは安くてたくさん入っているので、いろいろと気になる場所へ使うことができます。
天然素材を使用しているので、食品にも安心して使うことができます。
まとめ
小麦粉などの食品をダニから守る保存の方法について紹介したしました。
ダニは至るところにいるので神経質になる必要はありませんが、対策をするに越したことはありません。
増える時期だけでも対策をしておくと、口にするものですので安心ですよね。
保存方法も大事ですが、開けたらすぐ使い切ってしまうことも必要かもしれませんね。
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