気温が上がり始める時期からは、普段よりも食材が痛みやすくなってきます。
キッチンでの食材の保存方法は、夏場にかけてはいつも以上に気を配る必要が出てきますね。
普段、常温保存ができるお米は、どのように保存した方がよいのでしょうか。
夏場でも変わらずお米を美味しく食べるために、保存する方法と保存する適切な場所などをご紹介します。
夏にお米を保存する方法は?常温保存に適切な場所は?
やっぱりお米は精米したてが美味しいですが、毎回食べる分だけ精米して…とはなかなかいかないのが現実です。
基本的にお米は、常温で保存していても大丈夫な食材です。
ですが、気温がグングン上がる夏場は、保存方法に注意が必要になります。
ただでさえ精米したお米は傷みやすいので、ちゃんと保存しておかないと、味の劣化が進み、風味が落ちてしまいます。
夏場は気温が高くなるだけでなく、湿度も高くなるため、虫の発生が多くなる時期ですので、まず注意するのが「保存場所」です。
〇常温保存する場合のNGな保存場所
- キッチンのシンク下
- 直射日光の当たる場所
- 温度差が高くなる場所
- 天井に近い場所
やはりお米は、風通しがよく涼しい場所に保存することが理想です。
キッチン下のシンク下や水回り付近は湿気が溜まりやすいので、カビが生えやすい場所です。
気が付いたらお米にカビが!なんてことにならないように避けて保存しましょう。
直射日光の当たるような場所は避けて保存してください。
温度差が高くなる電子レンジ付近も避けて置くようにしましょう。
また、天井に近い上の方の場所は、夏場は気温が上がりやすい場所なので、避けて保存するようにしたほうが良いです。
夏場にお米を保存する方法 適切な場所と保存のしかたは?
湿度の上がる梅雨頃からは、虫の発生が多くなるので、保存期間が短くなるように購入すると安心して食べることができます。
夏場のお米の適切な保存量は、購入してから「1~2週間ほどで食べきれる量」です。
ですので、5キロや2キロなどのお米の購入がベストです。
めんどうでも少量を使い切ってから、こまめに買い足しすることをおすすめします。
そして買う時は、できるだけ精米日が近いお米を選ぶようにしましょう。
こまめに買い足すのが難しいという方で、10キロ以上など大袋で買う場合は「小分け」して保存するようにしてください。
小分けにして保存する理由は、10キロのお米をそのままドンとそのまま保存しておくと、米袋内に熱がこもりやすくなるので、虫の発生が高くなってしまうからです。
また、米袋には目には見えにくいですが、小さな穴がたくさん開いています。
空気に触れて酸化を防ぐためにも「ジッパー式の密閉袋や密閉容器」に入れて保存した方が良いです。
一番やってはいけないのは、袋の開け口を輪ゴムなどで止めるだけの方法です。
そしてできるなら、入る分だけでも「冷蔵庫」に入れて保存をしましょう。
冷蔵庫での保存におすすめな方法は「ペットボトルを使用する方法です。
ペットボトルは密閉力が高く、また、立てて保存も出来れば、横に寝かせても保存できます。
また、上に重ねても入れられるので、場所を確保しやすいです。
ほかの入らないお米などは、高温多湿を避けて、比較的涼しめの場所へ保管しましょう。
その際に、虫の発生を予防する米びつ用の防虫剤などを一緒に入れて保存しておくと安心です。
代用品として防虫対策に効果が期待できるものは、「鷹の爪」「ローリエの葉を2、3枚」です。
ぜひお試しください。
まとめ
主食であるお米は、一年中美味しく食べたいですよね。
夏場は色々な食材の保存方法に頭を悩ませますが、紹介した方法で保存をして、美味しく食べましょうね。