日常生活では、納得いかないことや思うようにいかないことなど、色々なことがありますね。
ですので、当然イライラしてしまうことは誰にでもあります。
ですが、ちょっとしたことでもついイライラしてしてしまうことが続くと、自分に何か原因があるのかと、心配になります。
イライラが起こるのは、ストレスが蓄積されていることが原因として上げられます。
そしてストレスをずっと我慢してきた人が、もうムリと限界を感じている症状ともいえます。
ストレスは長期間溜め込むと、身体や心に色々な症状として現れてくることがあるので、ちゃんと発散して解消するようにしなければいけません。
このくらい大丈夫と、自分を楽観視しすぎてはいけません。
イライラ解消するために、ストレスを発散する簡単にできる方法を紹介します。
イライラを抑えたいのに抑えられない原因って?
イライラを自覚するようになったのはいつからですか?
たぶん気が付いたら最近よくイライラするなと「自覚」するようになったのではないでしょうか。
イライラの原因の大きな原因は「心にゆとりが無くなっている」ことが大きな要因としてあげられます。
- 思うように物事が進まない時
- 時間が無いと感じている時
- お金や資金が足りない時
- 人が自分の意見を理解しない時
このようなことを感じる状態の時は、心に余裕が持てなくなります。
焦りと憤りから、一時的にイライラするのは、誰でもあります。
忙しい時というのは時間に追われてイライラしやすいですが、そんなに忙しいわけではないのに、些細なことでなぜかイライラするとか、「いつも」焦っていたり余裕がないような心の状態だとしたら、ストレスが溜まっているのです。
一人で抱えやすく、人に相談をしないことが多い人は、ストレスを溜めやすい傾向があります。
逆に言うととても我慢強く優しい人、自分が我慢することを選んで周りを優先させることが出来る人です。
ですが、その優しさが自分を苦しめているとしたら?
イライラすることが多かったり抑えられない人は、すでに「子供の頃から」我慢強い人が多いことも事実です。
自分では当たり前すぎることなので、自覚はないかもしれません。
子供の頃から母親や父親が喜ぶことを優先して、自分がやりたいことやほしいモノを欲しいと言わずに我慢していた、なんてことはありませんか?
身に付けてしまったクセはなかなか取れず、大人になっても人を優先して自分の気持ちは後回しにしてしまう傾向があるのかもしれませんね。
スーパーマンではないですからね、溜め込むのもやっぱり上限はあるのです。
自分の傾向を知る上でも、「いつから」イライラするようになったのか、子供の頃はどうだったかを振り返って思い出してみましょう。
ストレスを溜め込むとどのような症状が現れるの?
ストレスを溜め込むと身体にも心理面にもいろいろな症状として表れてきます。
「イライラ」するのは「心理面」の代表的な症状ですが、その他にも「不安感」や「無関心」「気持ちが沈む」などがあります。
身体の方には、「不眠」「動悸」「頭痛」「肩こり」、「便秘」や「下痢」などの「胃腸の不具合」などが上げられます。
たくさんありますね。
ストレスを放って蓄積させてしまうと、重い症状になることもしばしばあるので、軽く見てはいけません。
ストレスを自覚することが難しい人も多いので、ほんとに注意が必要ですね。
ストレスは、溜まったと自覚してから解消するのではなくて、出来れば毎日、毎日が難しいなら週に一度程度は、自分を癒す時間、自分を解放する時間を「あえて作る」ことがとても大事です。
そのような時間を生活の一部として取り入れることは、ストレスを溜めないことに繋がります。
そして、忙しい時にイライラする回数も減っていくはずです。
イライラを解消する簡単に実践できる方法を徹底解説!
イライラした時にイライラを抑えられないこの気持ちはどうするの?となりますよね。
イライラを人にぶつけては、ぶつけられた人にとってはとても迷惑なことです。
イライラを解消する方法をいくつか挙げて行きます。
感情を感じきる
イライラしてしまった時は、気持ちを引きずらないように、切り替えるためには「無理に気持ちを抑え込もうとしないこと」です。
トイレでも車でもどこでもいいので、まず数分間だけでも一人になる空間へ移動しましょう。
そして、そのイライラを「ちゃんと」感じてください。
おそらく「ものすごく心地悪い」はずです。
ものすごくイヤな感情に支配されると思います。
ですが、そこは避けずに全身でイライラを受け止めて、思いっきり地団駄を踏んでください。
全身でイライラを表現するんです。
- 顔全部をしかめる。
- 地面をドンドン踏みつける。
- 手をブンブン振る。
- 声を出せる場所なら大声を出す。出せないなら大きく息を吐きだす。
小さな子供が駄々をこねるのを見たことありますか?
子供のようには駄々をこねて大声を出して感情は出せないですが、あのようなイメージでちゃんと感情を感じて、身体からイライラのエネルギーを出すようにするんです。
5分もそのようにしていると少し落ち着いてきます。
その後は深く深呼吸をしてください。
だいぶ落ち着いてスッキリ出来るので、普段の生活に戻りやすいです。
イライラし時にこのことを毎回やっていると、ふと気が付く頃には、イライラの回数がだいぶ減っていることに気付くはずです。
溜め込まれている感情を抑えてしまから、イライラするのです。
出口を失った感情は、お腹の中で重く重く溜まっていくだけです。
子供は感情をはっきり出して泣いたり怒ったりしても、すぐケロッとするしてニコニコ元気になるのは、負の感情を溜め込んでいないからです。
子供の頃にわがままを言えなかった人は、もしかしたら上手に感情を出す方法がわからなくなってしまっているのかもしれませんね。
不満やイライラを紙に書き出す
これもとても効果が高いです。
思っていることを「内から外へ出す」ことは、どのような形でもストレス発散の最善の方法です。
言葉に出来ない思いを全部、飾らず思いのままに書くことで、心が落ち着いてきます。
自分の心の整理にもなりますよ。
かいた後の紙を見られたら、残しておくのはちょっと…という場合は、シュレッダーにかけてしまえば大丈夫です。
体を温める
身体を温めて血行を良くすることは、副交感神経の働きが良くなるので、高いリラックス効果があります。
「身体を緩める」ことは、身体も心もほぐすことに繋がりますので、39度くらいのぬるめのお風呂にゆっくり入って、一日の疲れを解消しましょう。
睡眠をとる
睡眠はとても大切です。
十分な睡眠がとれないことは、自律神経が乱れる原因になります。
自律神経とは、刺激や情報などに反応して、カラダをコントロールしている神経のことで、胃や腸や心臓など、内臓などを支配している自分の意思とは関係なく作用する働きのことです。
自律神経には、活動する時に優位になる交感神経と、休息したりリラックスする時に優位になる副交感神経があり、それぞれが入れ替わりながらバランスを保ちながら作用しています。
自律神経が正常に働くためには、十分な睡眠を取ることは大切な要素であり不可欠なので、翌日にストレスを持ち込まず溜めないことに繋がるのです。
音楽を聴く
好きな音楽を聴いたり、歌ったりすることによって癒され辛い気持ちが和らぎます。
好きな音楽を聞くことは、とても高いリラックス効果があります。
泣く
ストレス発散の涙とは、感情が動く涙が流れることです。
ただ泣けれ場良いわけではないんですね。
映画を見て、本を読んで心が動かされて流れる涙は、苦痛や痛みを和らげるエンドルフィンが増えるといわれていて、泣いた後にスッキリした気分になれるのです。
科学的にも照明されているので、感動できそうな映画を見に行ったりするとストレス発散になります。
香りで気分転換をする
アロマなどの香りは、心身ともにリラックスする効果があります。
いまやアロマの香りは、気分を変えるメジャーなストレス解消方法ですね。
アロマテラピーは、植物から香り成分である精油を抽出して、病気の予防や健康維持といった自然療法に使用されるものなので、ストレス解消だけでなく、美容や健康のために使用する場面が増えています。
ストレス解消に効果が高いとされる香りは、イランイラン、カモミール、ラベンダーなどがあります。
もちろん自分で心地よいと感じる香りを選んで使用するのが一番です。
気持ちをほぐして緊張を和らげる効果が期待できるので、生活の中に取り入れるようにするといいですよ。
軽く体を動かす
ストレッチやウオーキングなど、軽く体を動かすことを日常生活に取り入れましょう。
一日の中で身体を軽く動かすことは、良い睡眠につくためには効果があります。
時間を作ってお散歩したり、買い物がてら30分くらい歩いてみたりするといいでしょう。
思いっきり笑う
笑うことはストレス解消にとっても効果があります。
日常を忘れて思いっきり笑いましょう。
まとめ
なんでも大したことないな、と思えるようになれば、ちょっとしたことにイライラしなくなります。
そのためには、ストレスを溜めないこと。
溜めてしまう前に、解消することです。
毎日の中でストレスを解消できることを取り入れて、ストレスを溜めすぎないようにしましょう。