全国で今スマートメーターへどんどんと変わっているので、もう変わったという方も多いのではないでしょうか。
わが家もすでに昨年変わりました。
旧メーターはぐるぐる円盤が回っていて見慣れていたけれど、スマートメーターへ変わったら全く見方がわからなくなってしまいました。
みなさんもそんなことはないですか?
スマートメーターの簡単な見方について解説しますね。
スマートメーターの設置時期とは?
2016年4月から電力自由化が始まりました。
その電力自由化に伴い、毎月の電気量の検針の人件費や業務の効率化などが、自由化にとっての大きな課題になりました。
IT化が進んでいる現在、電力メーターにも通信機能を持たせれば、検針時の無線化ができるようになります。
そこで国の政策の一環として、スマートメーターの導入が始まりました。
スマートメーターの特徴は、
- 自動で検針できるので毎月の検針が不要になる
- 指針データが30分毎に取れるので細かい使用状況の数値が確認できる
- 引っ越しなどで送電、停止時の検針の立会いが不要になる
などです。
スマートメーターへ変更される時期は、全国のエリアごとで違いがあるようですが、2020年台には全ての家に設置される計画です。
関西電力では2022年度までに、中部電力では2023年3月まで、東北電力、四国電力、九州電力では2023年度末まで、北陸電力では2024年3月まで、沖縄電力では2024年度末までに設置を完了する計画です。
東京電力管轄では「2020年度(平成32年度)」までに、すべての方の家のメーターを、スマートメーターに設置するため進められています。
スマートメーターの指示数の見方は?
スマートメーターは、表示画面が「矢印表示のない画面」と「矢印表示ありの画面」に「10秒間隔」で切り替わります。
出典:東京電力より
消費した電力量(kWh:キロワットアワー)を確認したい場合は、「矢印なし」の画面を確認します。
矢印のついている表示画面は、太陽光などの発電設備を設置している契約者が発電量を知るために必用な画面です。
スマートメーターでは、今まで使用をした電気の「積算数(kWh)」が液晶画面に表示されます。
実際の消費量を把握するには、その月に表示された数字(kWh)から、前回検針した数字(kWh)を差し引き、つまり引き算をすると求められます。
スマートメーターへ変更されたばかりの最初の指示数は「0」から始まらないことがあります。
これは、スマートメーターの出荷前に、国の指定機関で検定を行っているためです。
あと、スマートメーターへ取り替えた月の電気の使用量の算出方法が気になると思います。
前回の検針日からメーターを外した日までの旧メーターの使用量と、スマートメーターを取り付けた日から、その月の検針日までの使用量、それそれを合計して算出したのがその月の使用量です。
スマートメーターへ取り付けられた前後の指針の数値は、連続されているわけではないので、誤差があっても心配することはありません。
また、スマートメーターへ取り替えた後に検針員は来なくなるのかというと、そうではありません。
プラン内容を変更していたり、電力会社へ変更したなどが無ければ、スマートメーターへ取り替えた後も、検針票は変わらず検針員が届けてくれます。
まとめ
スマートメーターの見方について解説しました。
スマートメーターになった後は自動で指針は常に取られているので、検針員による読み違いの誤差などは無くなります。
また、スマートメーターは30分単位で指針を取っているので、電力会社によってはアプリで、ネット上でと、会員登録すれば常に指針の確認が出来たりと色々とサービスがあるようですので、賢く利用すると良いですね。