夏場の猛烈な暑さが毎年続くようになりましたね。
気温が高いだけでなく湿度まで高いと、部屋の中にいても熱中症の危険が伴ってしまいます。
我慢で乗り切れた暑さは一昔前のこと。
体調管理のためにも暑さ対策には、エアコンを上手に使いたいとろこです。
そこで気になってくるのが夏場のエアコンの電気代です。
冷房の電気代を少しでも節約したいと思うのは当然のこと。
では、設定温度は何度がいいのでしょうか。
またつけっぱなしとこまめに消すのとでは、どちらのほうが節約になるのでしょうか。
電気代が上がる理由などと共に、夏場の冷房の電気代の節約術についてご紹介します。
エアコンの電気代を節約する冷房の上手な使いかたとは?
エアコンは年々性能が上がっているので、少ない消費エネルギーで部屋を快適な温度にしてくれるようになっていますよね。
10年以上前からすると、どの製品もかなり性能がよくなっていますし、省エネをうたっている機器がどんどん増えていますね。
実際にエアコンを買い替えてみた人は、かなり電気代が安くなるので、実体験として感じられる方も多いかもしれません。
古いエアコンと最近のエアコンと比べると、電気の負荷エネルギーが違うので、同じ設定温度で同じ時間使用しても、電気代にかなりの差が出てきます。
電気代を安く抑えるには、リビングなど長い時間使う場所などのエアコンを、省エネタイプに買い替えるのも一つの手です。
ちなみに2011年からは、5つ星の省エネラベルが統一されているので、省エネ効果の高い製品がわかりやすくなっていますので、買う時の選ぶ参考にすると良いです。
電気代が上がってしまう理由とは?
古いエアコンを使用している以外の電気代が高くなる理由は、
- フィルターが汚れている
- 外気の熱さが室内に入る
- 設定温度が低い(外気温と室温の差が大きい)
- 室外機の周りに物が置いてある
などがあります。
〇フィルターの汚れ
フィルターにほこりなどが詰まっていると、冷暖房の能力が低くなり効率が落ちてしまいます。
2週間に1度くらいはフィルターのほこりを取るなど、掃除をするようにするといいです。
〇外気の熱が室内に入る
外の暑い熱が常に部屋の中に入っている状態だと、ずっとエアコンがフル活動してしまい、結果負荷がかかり続けることになり、電気代がかかってきます。
熱を遮るカーテンやブラインドをすることで、外気の熱さを遮断すれば、効率よく冷房を使えるようになります。
〇設定温度が低い
暑いからと設定温度を低くすると、外気温と設定温度の差が広がります。
外気温との差が大きいほど、当然負荷がかかってくるので、結果電気代に反映してきます。
〇室外機の周りに物が置いてある
ちょっと盲点なのが実は室外機です。
エアコンを効率良く運転させるには、室外機からの空気の流れがスムーズであることが不可欠になります。
室外機のまわりに植木や物が置いてあると、空気の流れが悪くなってしまいます。
周辺には物を置かず、スッキリとさせるようにして通風を妨げないようにしましょう。
エアコンの電気代を節約する冷房の上手な使いかたと設定温度
外出先から帰宅した時の、あのムワッとした耐え難い暑さには、つい設定温度を低くしてしまいがちですが、電気代を安くするには、やはり設定温度がカギです。
帰宅直後はしょうがないとしても、ある程度、部屋の中が適温になったなら、設定温度は必ず上げるようにすることが省エネに必要なポイントです。
効率よく部屋の温度を快適するには、
- クーラーの風向きは「水平」に出るように調整すること
- 扇風機やサーキュレーターを併用して使うこと
冷たい空気は重く下に溜まりやすいので、扇風機やサーキュレーターを併用して使って、空気を循環させるようにしましょう。
おすすめのエアコンの設定温度とは
環境省は設定温度は28度を推奨していますね。
推奨の28度に設定して部屋にいると、私個人的には「暑い」と感じます。
あくまでも昼間の時間帯の話です。
子供たちがいたり、部屋にいる人数が増えてくると、なおさら28度では不快な温度に感じてしまいます。
子供たちも暑い暑い…の連呼になるので、28度は我が家には不向きな温度のようです。
そこで1度下げて27度にしたら快適に過ごせることが判明し、それからはクーラーの設定温度は「27度」です。
もちろん合わせて扇風機も同時使用しています。
まず、帰宅時の暑い最初は、25度~26度にして部屋を快適に冷やしつつ、同時に扇風機を使い空気に流れを作り全体を循環させるようにします。
適温になったら、27度へ設定温度を上げて、自動運転にします。
これが我が家の日中のベストなクーラーの使用方法です。
ちなみにエアコンのクーラーの設定温度を1℃高くすると「13%」もの消費電力が削減することができるといわれています。
それに扇風機を併用して使うことで、設定温度を1度上げつつ、1度下の設定温度の状態のように快適な室温になり、なおかつ9%の省エネになります。
エアコンの電気代を節約するには冷房はつけっぱなしとこまめに消すどっちがベスト?
4年前に、7月~8月にかけてエアコンをつけっぱなしにして過ごしたことがあります。
当時、淡水魚を何十匹も飼育していたのですが、7月に入り暑くなった頃に、外出時にエアコンを消して長時間外出し帰宅したら、数匹が死んでしまうことが何度か続いたのです。
そこで、これではいかん!とつけっぱなしに。
それが電気代の検証にも繋がりました。
実際の電気代の明細が無いので、具体的な数値が今わからないのですが。
毎年の夏のわが家での電気代は「10000円前後」でした。
エアコンの同時使用は2台~3台。
使いかたは、外出時には消す、ちょっとした30分~1時間程度の外出の時はつけたままにするという使いかたです。
つけっぱなしにしたその年の電気代は「12000円弱」11,000円台でした。
つけたままのエアコンは、リビングの1台です。
実際に請求される金額がいくらになるんだろうとハラハラしていたのですが、実際はものすごく金額が跳ね上がったわけではなく、多少は上がりましたが、そこまで大きな変化ではありませんでした。
エアコンの稼働は、運転を開始した直後の外気温と室内の設定温度の差が大きいほど、負荷がかかって電力を多く消費します。
「負荷がかかる⇒電力の消費量増⇒電気代がかかる」
つけっぱなしにすることで電気代にあまり変化が無かったのは、常に室内の温度が一定の状態を保ち続けられて、大きな負荷がかかる割合が低かったからかもしれません。
真夏の昼間の気温が高い時間帯に、エアコンをちょこちょこ点けたり消したりしていると、起動時に何度も大きな負荷がかかる可能性があることが想像できますね。
これは実体験としてためになりました。
ですが、つけっぱなしが良いですよ~と、おすすめはしません。
普通に考えてみれば、電気を使わなければ、当然電気代はかかりませんよね。
使っていない電気は「消費電力が0kwh」、であれば電気代も当然「0円」です。
電気代を安くするには、必要以上に家電製品を使わないことです。
どんなで家電製品でも使っていれば当然、その分消費されるので電気代として加算されていきます。
我が家の場合はありがたい結果が出ましたが、家の構造だったり使っているエアコン機器による差も当然あるはずなので、一概に必ず変化がない、安くなる、とも言い切れないと思います。
今では、エアコンのつけっぱなしはしていません。
外出する時は消すようにしています。
ただ、昼間に30分~1時間程度の外出ですぐに家に戻るようなら、消さないで点けておいたほうが結果としては節約になるのがわかっているので、その場合はつけたままにしています。
では、点けたままがいいのか、こまめに消したほうが良いのかの結論ですが、おすすめは
- 消せるときはエアコンを消すこと
- 数十分間隔で、ちょこちょこと点けたり消したりするようなことは極力避けること
です。
省エネには、設定温度の確認やフィルターの汚れを取るなど、エアコン環境を整えるようにすることがムダな電気代をかけず省エネにつながりますので見直してみましょう。
まとめ
夏場のエアコンの電気代の節約についていろいろと紹介しました。
暑い夏を乗り切るためには、エアコンは欠かせないものです。
上手にエアコンを使いながら、夏を乗り切りましょう!