新生活が始まる4月を迎えて少し慣れてきたゴールデンウイーク明け頃に、無気力状態になってしまう「5月病」はよく知られていますよね。
最近では9月にも、5月病と同じような心や体の調子を崩す症状を「9月病」という言葉が聞かれるようになってきました。
季節の変わり目でもある「9月病」とは、どのような症状なのでしょうか。
体調不良になる原因と注意点などを紹介します。
9月病とは 体調不良の原因とは?
ゴールデンウィーク明けに意欲が落ちたりする「5月病」は広く知られていますね。
5月病の症状の原因は、新生活が始まる4月からの環境の変化に順応できないストレスなどが、長期休暇のゴールデンウィークが明けた辺りから現れてきて、体の不調を訴えたり気分がブルーになってしまったりする状態のことをいいます。
休みに入るとまとまった自分の時間が作れることに加えて、張り詰めた緊張感がほぐれてリラックスすることで、色々なことを考えられる時間ができます。
そんな時に自分の現状を見つめなおして、将来への不安や現状の不満などを持ってしまうのかもしれません。
最近は、9月病という言葉もよく耳にしますね。
もともとの九月病というのは、夏に長い休暇がある「欧州」にある言葉だったようです。
欧州では、9月が新学期になるところがほとんど。
日本でいう4月が9月にあたるということですね。
欧州では7月や8月の夏に1ヵ月近く長期休暇をとる人が多く、生活のリズムが戻らずに気持ちがブルーになる人や、仕事にうまく復帰できないことを「9月病」という言葉で表していたようです。
欧州でいう9月病は、日本でいう5月病と同じようなもの、ということですね。
9月病の症状とは 季節の変わり目の注意点
9月病の症状は、ほとんど5月病と似ています。
夏に取った長期休暇などが原因となる場合が多いようです。
また、5月病よりも夏の暑さによる過度の疲労も蓄積されていることから、症状が強く出てしまう場合もあるようです。
◆9月病の主な症状
〇心の症状
- 無気力
- 疲労感
- 不安感
- 焦り
- 思考力低下
- イライラ
- 不眠
- 過眠
〇身体の症状
- 頭痛
- めまい
- 肩こり
- 食欲不振
- 動悸
- 便秘
- 消化不良による胃腸トラブル など
ストレスを溜めてしまうと、自律神経が乱れてしまうのでしょう。
心と身体、どちらにも症状が現れてきます。
真面目な方のほうが9月病になりやすいともいいます。
季節の変わり目や休み明けは、意識して力を抜くくらいでがちょうどいいかもしれませんね。
まとめ
九月病についてご紹介しました。
一年の中でも秋は、快適に過ごしやすい時期です。
秋は、食べものも美味しくなりますし、暑い夏には控えがちだった活動も始めやすくなります。
この時期を楽しむためにも、ストレスフリーの生活を心掛けたいですね。