ナチュラル系の洗剤として注目を集めている「セスキ炭酸ソーダ」。
幅広くいろいろな場所の掃除に使うことができますので、とても使いやすい洗剤です。
そんなセスキ炭酸ソーダにも、得意分野と不得意分野があります。
ほとんど家中の場所に使うことが出来ますが、使えない場所や効果を発揮できない汚れもあります。
家中の掃除に上手に活用して、効果的に使うための掃除の方法をご紹介します。
セスキ炭酸ソーダの特徴
「セスキ炭酸ソーダ」は、酸性の油や皮脂の汚れ落としに強い「弱アルカリ性」の物質です。重曹と炭酸塩のちょうど中間でできており、重曹の持つ洗浄力に過炭酸ナトリウムの力がプラスされいるので、高い洗浄力があります。
また、洗浄力は高いのに無機物なので、環境にもやさしくエコなうえ、手荒れなどの心配が少ないので安心して使えます。まさに万能なアイテムですね。
セスキ炭酸ソーダは、とても水に溶けやすいので、水に対して1%程度の量と、ごく少量の使用で済みます。使った後の水洗いの回数が少なくて済むので、扱いやすくて手軽なことも使いやすさの一つでしょう。少ない量でしっかりと効果的に汚れを落してくれるのは、ほんとにうれしいですね。
また、セスキ炭酸ソーダ水は2~3か月と長期保存が可能なので、とても経済的です。常温で保存ができるので、使いたいときに、すぐ使える場所に置いておくことが出来ますのでとても便利です。
セスキ炭酸ソーダが得意な汚れと苦手な汚れは?
セスキ炭酸ソーダは、油汚れ、タンパク質の手垢や血液など、酸性の汚れに強い効果を発揮します。家中のいろいろな場所に使うことが出来ます。
使える材料のものは、布などの繊維のもの、プラスチックや陶器、ガラスなどで出来ているものに使えます。
・キッチンのレンジ回りやガンコな油汚れ
・まな板、食器の茶しぶ、調理器具の漂白、除菌
・排水口やの除菌、消臭
・衣服の汗ジミ、襟の黄ばみ、血液の汚れ
・じゅうたんのシミ
・洗濯機のカビ取り
・お風呂場の浴槽 など。
さまざまな用途に使うことが出来ますね。
また、安心な原料なので、「赤ちゃん」の衣服や肌着、哺乳瓶や食器類などの除菌にも使えますよ。
・水拭きや水洗いが出来ないもの
・アルミ製品、表面に加工のある家具
・水垢などのアルカリ性の汚れ
・泥汚れ
白木のものに使うと、色が落ちてシミになってしまう可能性があるので、使わないほうがいいでしょう。
また、水垢はアルカリ性の汚れなので、酸性の「クエン酸」のほうが効果があります。
お風呂の浴槽などは皮脂など油分が含まれた汚れなので、セスキ炭酸ソーダは得意分野となり効果が期待できます。
セスキ炭酸ソーダを使った掃除方法
セスキ炭酸ソーダは使う場所によって使いかたを工夫すると、最大限の効果が期待できますが、まずは基本的な使いかたの掃除方法を紹介します。
まず、「セスキ炭酸ソーダ水」を作りましょう。
☆セスキ炭酸ソーダ水の作り方
・水500ml+セスキ炭酸ソーダ小さじ1杯
・スプレー容器に入れてまぜる
汚れがひどく落ちにくいと感じる場合は、セスキ炭酸ソーダの割合を少し多くするといいでしょう。
①汚れている場所にセスキ炭酸ソーダ水をスプレーをします。
②水で濡らした布巾を硬く絞って汚れをふき取ります。
③乾拭きします。
壁やテーブル、手すりなど、汚れている部分にスプレーをして拭くだけで、スッキリときれいになります。壁などの「たばこのヤニ汚れ」も、簡単に落とせます。
また、スプレーがしづらい場所や、できない場所もありますね。 「テレビ」や「パソコン」などのような場所には、「セスキ炭酸ソーダ水に直接ふきんを浸したし絞ったもの」を使えば同じようにきれいになります。上手に使いわけて使ってみましょう。
まとめ
セスキ炭酸ソーダは、ちょっと気になると思った場所にすぐに使えるので、掃除も手軽にできますね。簡単に汚れが取れるので、汚れを取ることがクセになるかもしれませんよ。日常のお手入れに上手に使って家の中をピカピカにしてくださいね。
▶掃除に関する関連記事一覧は こちら