結婚して初めて迎えるお中元やお歳暮の時期。
贈ったほうが良いのか、贈らないと失礼にあたるのか迷いますよね。
お中元やお歳暮は、感謝の気持ちを伝えるためのものなので、お世話になった方への挨拶でもあります。
しかし、お世話になった方といっても、誰に贈ればいいのか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
そんなお歳暮に関する疑問にお答えします。
結婚後初めてのお中元、お歳暮は贈ったほうがいい?
結婚をすると、今まで関わってこなかった行事やならわしごとなどを考えるようになりますが、初めてのことだと、どのようにすればいいのか悩んでしまいますよね。
お中元やお歳暮を贈るという習慣は昔からありますが、現在は、昔の風習の意味とは違い、「お世話になった方への年末のご挨拶」としての意味合いが一般的になっています。
ですので贈る相手としては、会社の上司や恩師、また義実家や実家など、日ごろお世話になっている方に贈るのが一般的です。
ただ、今は生活スタイルなどの変化に伴い、お中元やお歳暮を必ず贈らなければ行けないと決まっているわけではありません。
実際に、お中元やお歳暮を毎年贈っているという人は、全体の半数程度とも言われていますので、贈る習慣は人それぞれ、千差万別ということになります。
最近では、企業も家庭も全体的に、お中元やお歳暮を省略して行わない風潮が多くなってきています。一度贈るようになると、毎年必ず贈り続けなければならなくなりますし、贈るのをやめるタイミングも難しいため、初めから行わないようになってきているのかもしれません。
この風潮は、年賀状に置き換えて考えても同じことが言えるかもしれませんね。
ですので、結婚したから必ず贈らなければと、堅苦しく考えなくてもいいのかもしれません。
しかし、ご結婚された義実家がどのような家柄であるかで、だいぶ差はあるのは確かです。結婚式の結納をきちんとされていたりする家柄であれば、お中元やお歳暮を贈る必要があるかもしれませんし、また、地域によっての慣習の違いもあります。
もしわからなければ、一人で悩まずに義母やご主人に聞いてみるのが一番いいでしょう。結婚された最初の時だからこそ、聞いておいたほうが後々安心かもしれませんね。
ただ、ご自身の挙式で仲人をして頂いた方がいる場合には、礼儀として3年間はお歳暮を贈ることが良いとされています。
お中元とお歳暮の違いは?
お歳暮は、日頃からお世話になっている方への一年間の感謝とお礼と、来年も今までと変わらないお付き合いの願いと気持ちを込めて贈ります。
お中元は、年中場の暑い時期にお世話になっている相手の健康を気遣いつつ、感謝を伝えよういう意味を込めて贈ります。
ただ、今はどちらも贈るという人は少数で、贈る場合でも、一年の締めくくりとしてお歳暮だけを贈るという方が多くなっています。
お中元、お歳暮 贈るなら何がいい?
もしお中元やお歳暮を贈る場合の相場は、3000円~5000円が一般的と言われています。ただ、特別にお世話になった相手には、もっと高い金額のものでも構いませんが、あまり高い金額のものだと、相手の負担になってしまう可能性があるので、負担にならない程度の金額のものを贈るほうがいいでしょう。
贈る品としては「食料品」「お酒」「お菓子」などのグルメギフトが定番ですが、お酒は飲める飲めない、お菓子類は食べる食べないの個人差があるので、贈る場合は、確認してからのほうがいいでしょう。
また、「商品券」「ギフト券」「カタログギフト」が人気になっています。
人気になっている理由は、受け取る側が好きなものを選べるということと、また贈る側にとっても失敗がないので安心ということがあります。
●送ってはいけないもの
送っては失礼に当たるマナー違反となるものがあります。
・現金
・肌着類
・刃物類
・ハンカチ など。
☆お中元
お中元を贈る時期は、地域によって差がありますが、関東であれば7月初旬か7月15日までで、関西であれば7月下旬~8月15日までに贈るのが一般的です。
お中元の時期は、気温が高いことやレジャーなどで留守にされる場合もあるので、生鮮食品は避けるようにしましょう。
☆お歳暮
お歳暮を贈る時期は、12月10日~12月20日に届くように贈るのが一般的ですが、関東と関西で贈る時期は多少時期が異なります。どちらも12月31日までに届くようにすれば問題はありません。
●のし
また、贈る際の表の包装には、赤や紅白、金色などの蝶結びの水引と蝶結びの「のし」をつけて贈るようにします。
その水引の結び目の真ん中の上側に「御歳暮」と記載し、中央より下の部分に少し小さめで「名前」を書きましょう。
●送り状
お中元、お歳暮を贈る際には、別便で送り状を出すようにするのがいいとされています。
あいさつ文と共に、いつ、何を、どこの店から贈ったのかなどを書きます。品物が到着する前に届くよう早めに出すようにしましょう。
まとめ
結婚さすると、さまざまなならわしで戸惑うことも出てきますが、みんな同じようにわからないところからのスタートなので大丈夫です。
贈りものは、受取る相手のことを考えながら選ぶので、一年に一度の感謝の気持ちと考えれば、そんなに苦ではないかもしれませんね。
ただ贈るとなると、毎年の行事となるので、ご主人ときちんと相談されてから決めましょうね。
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