インフルエンザ予防接種の効果はいつからいつまで?毎年必要? | なるとくライフ

インフルエンザ予防接種の効果はいつからいつまで?毎年必要?

毎年流行するインフルエンザ。

予防接種をして感染に備えるには、いつ頃に摂取すればいいのでしょうか。

また、接種後いつから効果が表れるのか、またいつまで効果が続くのか気になると思います。

毎年受ける必要性があるのかも含めて、インフルエンザの予防接種についてご紹介します。

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インフルエンザの予防接種はいつ受けるのが効果的?

インフルエンザは、例年だいたい12月頃から流行が始まって、1月~2月にかけて一番のピークを迎えます。
そして3月頃から終息していきます。

ですので予防接種を受ける時期は「12月上旬頃」に受けるようにするのが、発症を防ぐには望ましいといえるでしょう。

では、受けたらインフルエンザにはかからないのでしょうか。
予防接種を受けたら必ずインフルエンザにかからない、というものでもないのです。
それはなぜなのでしょうか。

インフルエンザウイルスは、人の口や鼻から体内に入っていきます。
体内に入ったウイルスは、細胞に侵入して増殖していくのですが、その状態を「感染」といいます。

そしてウイルスが増えると数日間の潜伏期間があり、その後に高熱などの症状が現れ始めます。
その状態を「発症」といいます。

ワクチンは、この「発症」を抑えることを目的として作られているものです。

ですので、インフルエンザに感染して発症した場合、完全に症状が出ないことを保証できるものではないのです。

しかし、予防接種を受けない場合の症状と比べてるとかなりの差があり、予防接種を受けていれば、感染してもある程度の発病を抑え、発症が重くなることを阻止する効果があります。

インフルエンザの予防接種の効果はいつからいつまで?

ワクチンの予防接種の効果が期待できる期間は「2週間後~5か月程度まで」と考えられています。

インフルエンザの予防接種を受けて、ワクチンの抗体が身体の中に出来るまでには2週間程度かかります。

そして最長で5か月間の抗体の効果が期待できるのですが、実際は3か月経過する頃から徐々に抗体の効果が減り始めるといわれています。

インフルエンザの予防接種を受ける最適な時期は?

予防接種を受ける時期については、人により考えかたもさまざまかとは思います。

インフルエンザが流行り出す頃に備えて、前もって予防をして抗体を付けておきたい場合は「10月下旬頃」には受けておいたほうがいいでしょう。

しかし、インフルエンザのピークの時期は1月~2月頃ですので、早めに予防接種を受けている場合、ピーク時期に抗体が減っている可能性があり、ピーク時期に発症を抑制する効果が薄れてしまう場合があります。

ピーク時期に一番の効果を高めるには「11月下旬から12月上旬頃」に予防接種を受けておくことが望ましいといえるでしょう。

最近はインフルエンザが流行する期間が伸びて長い傾向があるので、完全にピッタリとマッチさせることはなかなか難しいのですが、ここ数年は、3月に入ってからもインフルエンザが猛威を振るっていることも多いので、3月以降の感染のリスクを考えて、予防接種を受けることも一つかもしれませんね。

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インフルエンザの予防接種は毎年受ける必要はある?

インフルエンザウイルスは、少しずつ変異を繰り返しながら進化を続けています。

そのために流行するインフルエンザウイルスは、毎年若干異なっています。

そのためWHO(世界保健機関)では、その次のシーズンに流行するであろうインフルエンザウイルスを予測していて、それを参考材料として日本でも、どのようなウイルスが流行するかを予測し、毎年ワクチンを製造しています。

ですので、インフルエンザの予防のために十分な免疫を保つためには、毎年予防接種をするほうが望ましいと考えてらています。

インフルエンザ予防接種の種類は?

今まではインフルエンザワクチンには、A型2種類、B型1種類、計3種類のワクチンが含まれていました。
これを3価ワクチンといいます。

ですがWHOは、2013年からはA型2種類、B型2種類、計4種類の4価ワクチンを推進するようになり、日本でも2015年以降からは4価ワクチンが用いられるようになりました。

その中には、2009年に新型インフルエンザと呼ばれた「インフルエンザA(H1N1)」も組み込まれています。

ですので、よりたくさんの種類のインフルエンザウイルスに対応できるようになったということですね。

インフルエンザの予防接種の費用(金額)について

インフルエンザワクチンの予防接種は、病気に対する治療ではないので、保険の適用がありません。
原則的に全額自己負担で、費用は医療機関の自由裁量で決められるので、それぞれ異なります。

予防接種費用の全国のだいたいの平均金額は、3,500円前後、東京都は3,600円台、大阪府は3,400円台となっています。

また、年齢別では、6カ月未満~13歳未満は5,000円~7,000円、成人は3,000円~5,000円、高齢者0円~3,000円程度となっています。

13歳未満の子供の費用が高いのは2回接種する必要があるためです。

接種費用は本当にさまざまで地域による差なども多いため、各医療機関に問い合わせてみると良いでしょう。

また、会社や加入している健康保険組合などによっては補助金が適用されるところもあるので、確認してみるといいですね。

また、自治体によっては13歳未満の子供や高齢者は、接種費用が公費負担されているところもありますので、お住まいの市区町村、または医療機関などに問い合わせてみることをおすすめします。

まとめ

流行するインフルエンザに備えて、予防接種を受けるようにしたいものですね。

また、予防接種は完全予約制をとっている医療機関が多いので、事前に予約を取るようにするようにしましょうね。

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