インフルエンザの予防接種 妊婦 赤ちゃんへの影響はある? | なるとくライフ

インフルエンザの予防接種 妊婦 赤ちゃんへの影響はある?

インフルエンザが流行する冬の時期、妊娠中の妊婦さんにっとってインフルエンザの感染は、ぜひともさけたいことの一つですよね。

そのためにはインフルエンザの予防接種が必要と考えても、お腹の赤ちゃんへの影響があるのか気になるのではないでしょうか。

妊婦の方がインフルエンザの予防接種を受けても大丈夫なのか、また赤ちゃんへの影響の有無と受ける時期や注意点を紹介します。

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インフルエンザ予防接種 妊婦は受けたほうがいい?

冬の12月頃から3月頃にかけて、例年インフルエンザが流行するので、誰しも感染のリスクが伴います。

冬の時期を妊娠期間として過ごす女性は、感染しないように注意する必要がありますが、流行のピークの時期は感染するリスクが高まりますし、特に妊婦中は免疫力が低下しているため、インフルエンザを含めた感染症にかかりやすくなっていますので心配ですよね。

WHO(世界保健機関)では、妊娠中の方をインフルエンザワクチンの予防接種を、優先的に受ける対象となる人として推奨しており、また、日本産婦人科学会でも妊娠中の方に対して、インフルエンザの予防接種を受けることを推奨しています。

では、なぜ妊娠中の方にインフルエンザ予防接種が推奨されているのでしょうか。

妊娠中の方は免疫力が低下してしまうため、その影響で感染症にかかるリスクが上がるためです。

もしインフルエンザに感染してしまった場合、妊娠中の方に対してインフルエンザの治療薬である、抗インフルエンザ薬を使用できなくなるケースがあります。

そうなると、肺炎などの合併症による重症化のリスクや、早産や切迫流産の引き金となる可能性が出てしまい、母体だけでなくお腹の赤ちゃんにも影響を及ぼす恐れがあります。

そのようなことにならないためにも、妊娠中の方は予防接種を受けるようにすることが望ましいのです。

また、一人目のお子さんの妊娠であれば、人ごみに行かない、マスクを常にしておく、手洗いうがいの徹底など、他にも予防策をとれる可能性は高いかもしれません。

しかし、上にお子さんがいる妊娠の方の場合は、子供が学校や外からウイルスを持って帰ってしまう可能性が上がります。

ですので、やはりなるべくは予防接種を受けるようにされた方が安心ではないかと思います。

インフルエンザ予防接種 赤ちゃんへの影響は?

インフルエンザのワクチンは「不活化ワクチン」です。

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不活化ワクチンとは、細菌やウイルスの活性を失わせて、抵抗力である免疫をつけるのに必要な成分を取り出して作ったものです。

逆に生ワクチンというものがありますが、それは生きた細菌やウイルスの毒性を弱めたものを接種して、その病気にかかった場合と同じような免疫をつけようとするものです。

不活化ワクチンは毒性のないワクチンなので、妊婦中の方やお腹の赤ちゃんに対して、悪い影響を与える確率は極めて低いといわれています。

また、妊婦中の方がインフルエンザの予防接種をすると、胎盤を通して免疫が赤ちゃんへ移行します。

産まれたばかりの赤ちゃんは、生後6か月まではインフルエンザの予防接種を受けることが出来ません。

ですので、妊娠中にインフルエンザの予防接種を受けることは、出産後の赤ちゃんにも免疫力が備わることに繋がるので、生後間もない赤ちゃんをインフルエンザの感染から守ることにもなります。

●インフルエンザワクチンに含まれるチメロサール(防腐剤)について

インフルエンザのワクチンには、細菌の汚染を防ぐために、チメロサールと呼ばれる防腐剤(有機水銀)が含まれています。

インフルエンザワクチンに含まれている防腐剤(チメロサール)は、身体への心配はないとされているので、妊婦の方にも赤ちゃんにも問題がないと考えられています。

ですので防腐剤の有無を過剰に心配する必要はありません。

しかし、気になるという場合は、この物質が含まれてないタイプのワクチンもありますので、医療機関に確認してみるとよいでしょう。

インフルエンザ予防接種 妊婦が受けられる時期はいつ?

インフルエンザの予防接種を受けられる時期に関しては、妊娠している全ての期間、妊娠初期でも臨月でも「いつでも」接種することができます。

妊娠初期の予防接種は、流産などの危険を起こしやすいのでは?と不安に思うかもしれません。
避けたほうがいいとの意見があるもの事実です。

しかし、厚生労働省では、妊娠初期のインフルエンザの予防接種で、流産や先天性異常などのリスクが高まった、との報告はありません。

しかし、妊娠初期の体調は人それぞれでもあり、また妊娠中は免疫力が低下していることもあるので、予防接種を受ける時の体調には十分に注意をするようにしましょう。

また、事前にかかりつけの産婦人科の医師へ相談をしてから、接種時期を決めるようにすることをおすすめします。

まとめ

インフルエンザの感染から妊婦さんとお腹の赤ちゃんを守るためには、予防接種の有無だけではなく、家族全員の協力が不可欠です。

大切な妊娠期間を安心して過ごせるようにしてくださいね。

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